異国情緒なサバサンドと旅するランプな夜。

奥能登はつつじの季節。能登キリシマツツジがあちこちで真っ赤に咲いて、運転中に思わず見惚れてしまい、オットット。危ない危ない。「キリシマツツジ萌え 見惚れてのろのろ 穴水路」なんのこっちゃ。

燃える様に咲くキリシマツツジ。赤い花は写真に撮るとベタっとしちゃうね。
これは普通のツツジと一面の菜の花

サバ。さて、本日の一品。春のこの時期、能登では新鮮で丸々としたイワシとサバが安価でスーパーの鮮魚コーナーに鎮座しているのによく遭遇する。イワシなんて、よく肥えて大きい物が5〜6匹ほどでまさかの100円とかね。ああ、また大量に水揚げされたのね?と、それほど感動もしなくなって来たのもホント、贅沢な話なんですが。

先日もたまたま寄ったスーパーでも20cmぐらいのサバが一匹(2枚におろしてある)280円。運よくタイムセールでその半額、140円!それを二人でだから一人70円!おおーっ、なんて素晴らしいアナミズ町。

夜ご飯に、軽く塩をふって、小麦粉をつけて、オリーブオイルで両面で10分ほど焼きました。付け合わせに、キュウリと新玉ねぎの中華風サラダ。千切りにしたキュウリとオニオンスライス、軽くパパッと塩、ごま油、ポン酢&お味噌少々。ササっと簡単に(お味噌とサバが良い感じで合いますヨ)。

そしたらですよ、ご飯じゃないな、今日は。サバサンドのが絶対に合う!って事で。

コショウやマスタードなんかも合いますね。チリ系はちょっと違うかな〜?意外と合うのかも?

サバサンドといえば、イスタンブール。タモリさんも絶賛のあの街のB級グルメ。私も以前イスタンブールに寄り道した時に、港にある地元民にも観光客にも人気のサバサンドのお店に行ったけどね、そのサバサンドはなんていうか、本当に焼いたサバがどーん&オニオン。味付けも塩オンリー。なんていうか、パサパサ?大味?やっぱりそこにマヨネーズ系の物かスパイスか何かが欲しいな、とちょっとがっかりした思い出が。まあ、味なんて人それぞれ好みなので、私は、ですよ。

という事で、急遽、サバサンドになったわけですが、あ、私だけです。夫くんは未知の物に激しく警戒するタイプ。なので、そうだそうだ、と先日焼いたハーブパンを一人分だけトーストして、食べやすくほぐしたサバとサラダ、マヨネーズを乗せてみましたよ。うまっ。ポイントはマヨネーズ、味の素の。キューピーよりもマイルドなのでサバとはいい感じ。

食べる?ほれほれ。と夫くんに差し出すも、やはり却下。美味しいのにねー。

サバサンド。サバを冷凍しておけばいつでも簡単に作れるし、ちょっとしたおやつ感覚でもビールにも合う。ランチによく冷えたサイダーなんかと一緒だとカフェ飯っぽくもなる。安いし美味しいし、サバって良いなあ。

またふらりと旅に出たくなった。イスタンブール。あの東と西がうまく融合した街の明るい陽射し、青い海と空の下を行き交う船と人が溢れる港、イスラムと西洋の建築物、地元の人の路地裏カフェ。どれをとっても旅人の心が揺さぶられる街だった。

写真のランプは数年前にイスタンブールの小さなランプ屋さんで見つけて連れて帰って来たもの。イスタンブール、京都、能登と旅するランプの光はいつもやさしくて暖かい。

追伸。はじめの記事あたりでは作り方なんかも書いたのですが、まー、あえて分けて詳しく書くほどでもないかなって気がするので、毎回はヤメました。面倒くさいんじゃないのって?正解。

野蕗はガッツリ食べたいタイプです。

すっかりご無沙汰してしまいました。もう桜も散り、今年はコロナ渦で5月の国民的連休もカヤックやサップで海にも出られず、ただただ静かに過ぎて行きました。そうこうしている間に庭の梅の実も少しずつ大きくなり、アナミズも初夏のような陽気かと思えばまた肌寒かったり、だけど確実に季節は移ろいで、食卓の写真も溜まる一方。更新が追いつけていない・・・。

ということで、ちょっと前の食卓にフキ。蕗の薹に引き続き、野蕗が裏庭でわんさか顔を出しました。下処理が面倒だなあと思いつつ、あの鼻から抜けるフキの味の誘惑。ついつい採ってしまう。

太過ぎず細過ぎずのをポキッと根元から折って。
これは1回目。2回目はこの3倍ほどを収穫。いずれにしても新鮮!採れたてだもん。
サッと茹でで水洗いして一晩置いて。翌日筋を取って。手間というより、時間がかかる?
筋を取ったらザクザクっと切って、お醤油とお砂糖、塩であっさりと炊く。きゃらぶきは塩分が多過ぎて少ししか食べられないので、たくさん食べたい人にはこれくらいで。
口に入れると、ふわーっと、あのフキ独特の香りが抜けて行きます。フキーーーーって感じがたまらん。

と、こんな感じで採ってから24時間後ぐらいで、さあ、お食べ!と食卓へ。・・・あれ?ん?食べないの?肩透かし。家人はイマイチな反応。二、三本食べるくらいで「お漬物」と同じと言う。「ん?」「あれば少し食べる」・・・なるほどー、実家のメンバーはみんな「フキ好き」なので、ああ、そういう人もいるのか。ちぇっ、つまんないなー。

ちなみに、ご近所のお母さん方は野蕗には全くの無関心の様な。誰も採ってない。採っているところ、見たことない。もらう事もない。能登はその他にもウド、わらび 、ぜんまい、こごみ、などなど山菜天国だからかなー。

採れたて椎茸「のと115」とお揚げさんの炒め煮

肉厚の椎茸さん。のと115

3月ももうおしまいで、椎茸もそろそろ最後の収穫。

夫くんが趣味(ではないのか?)で原木から育てている「のと115」という品種の椎茸さんたち。上手く育てば「のとてまり」と呼ばれる最高級の椎茸ちゃんとして高級料亭などで出されるのだそう。

だけど今年はかなりの暖冬で、雪の降らない能登は不気味ですらあった。おかで気温が下がらず、椎茸もあまり思ったようにはできなかったみたい。と言ってもそこは腐っても「のと115」、原木から採ってきたばかりの物はホントに美味い。ぽくぽくと肉厚で、火を通すと椎茸独特のあの香りがたち、ぷりっぷりでつるんっとした食感もいい。椎茸好きにはたまらない。バター焼きもいいけど、シンプルにオリーブオイルでサッとフライパンで焼いて、パラパラと塩をすこーしだけかける。もうそれだけで御馳走になる存在。

冬の間、ちょこっと降った雪に耐える椎茸、のと115さんたち。一つずつの袋掛けも愛情。
たくさん採れたので縁側でお陽さんにあてて干し椎茸に。

今日はそんな「のと115」とお揚げさんの炒め煮。

ふかふかふかふか。

ふかふか弾力のある「のと115」を切るたびに、「ワタシ、おいしいの!」と言われているようで、幸せな気分になるんだなあ。

のと115とお揚げをザザッと勢いよく炒めるよ。
大根の葉っぱを仕上げに入れて。
盛り付けたらすりごまをかけて。

本日のざっくりレシピ 「のと115と中尾のお揚げさんの炒め煮」

①のと115を3〜5個スライスする。
②中尾のお揚げさんを一枚切る。
③そのまま油は引かずに小鍋に入れて炒める。
④お酒少々、お砂糖、醤油と、水をカップ1ぐらい入れて炒め煮する。
⑤切った大根の葉っぱを入れてサッと火が通るくらいに炒める。
⑥盛り付けたらすりごまをかけて出来上がり。

味付けのポイントはちょっと甘めにすること。

お揚げさん。
京都からやって来た私は、お揚げとお豆腐にはチョット、うるさい。お豆腐は味も食感もだけど、特にお揚げは中身のつまり具合が気になる。ぎゅっと目が詰まった物が好き。京都ではどこにでもあったようなお揚げが、ここではなかなか出会わない。

アナミズでようやく見つけたワタシ好みのお揚げさん。輪島の中尾食品さんの薄揚げ。ここのお豆腐も大豆の味が濃厚で美味しい。能登町には売ってなかったし、七尾でもあまり見かけない。アナミズでは各スーパーで購入できます。←後日談:これを書いた後、中尾食品さんが小売を辞めてしまい、スーパーでは購入できなくなるという結末。ああ・・・なんたる事。諸行無常の鐘の音・・・。

のと115は、シーズン中、アナミズのJAおおぞらなどで購入できます。

春の山菜・甘くておいしい「萱草(かんぞう)の酢味噌和え」

すっかり春めいてきたアナミズです。今年はふきのとうが早すぎてうっかりしていたらもう花が咲いてしまい、土筆もあちこちで見かけるようになりました。

土筆。おひたしもいいよね。けどこのまま眺めていようか。

山道を車で少し行ったとことの小川に行くと、すぐそばにかんぞう(萱草)がたくさん生えていました。「忘れ草」として小野小町をはじめ和歌にも詠まれている山菜で、夏には橙色のユリに似た美しい花が咲きます。

あ!かんぞう!天然の食材があっちこっちに生えてる!
初めてなのでこれくらいで。欲ばりは身を滅ぼします。笑
誰もいない秘密の清流。でも一人じゃちょっと怖い・・。夫くんは向こうで仕事中。

かんぞう、天ぷらにするとおいしいんだよなあ。
ですが、今回はサッパリと酢味噌和えに←天ぷらはあまり上手に揚げられないから。なぜかフリッターみたいになる。

帰宅後、洗ってゴミを取り除いたかんぞうを沸騰したお湯でサッと1分ほど茹でます。
茹ですぎないように、茹ですぎないように。
酢味噌。谷川醸造さんのお味噌は昔ながらのいいお味噌。
できたよ。ゴマをかけるとさらに美味しね。写真撮り忘れた。
さて、お味は?

肝心のお味はというと。食感はネギっぽく、味はほんのり甘くて優しい。夫くんには初めはかんぞうその物の味を。その後から酢味噌をかけました←はじめのそのままのんはイマイチご不満だった模様。笑。わたしは茹で野菜も何もかけずが好きなので。

かんぞうを茹でたイカと和えてもおいしいだろうなあ。次はそれにしてみよう。贅沢だー。しかもタダ。なんて素敵。

本日のざっくりレシピ 「萱草の酢味噌和え

作り方は至って簡単。
①洗って熱湯で1分茹でる。
②冷水で洗う。
③作った酢味噌と和えてゴマをかける。それだけ。

今回酢味噌和えに使ったお味噌は、谷川醸造さんの職人さんが作るサクラ味噌。アナミズではローカルな食品が揃っている「いろはストア」さんで購入しました。大型スーパーどんたくでもあったかも? 輪島の谷川醸造さんに行ったけど、どこで買えるのかわからず。←売ってるのかと思って以前輪島に行ったついでに寄ってみた。その隣のスーパーなら?と思ったら、そこにはなかったという・・・。むしろ金沢や東京の方があちこちに売っているような。

ちなみに、この谷川醸造さんの「麹のディップソース」もご飯につけたりおかずにつけたり、なかなか美味しいですヨ。デザインもかわいい。

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